人を雇ったら、必ず事業所で、備えなければならないもの2つあります。
これについては、とくに給与ソフトなどで整備されている方が多いと思いますが、無料ソフトなどをお使いの事業所様の場合、法的に満たされている内容とは限りません。社会保険等加入する際、提出をお願いされることも多いですから、この機会に整備してはいかがでしょうか?
1.労働者名簿
雇用する労働者について、把握するためのものです。
様式についてはとくに決まりはありませんが、必須項目は下記の通りです。
必要に応じて項目を増やすのは問題ありません。
- 性別
- 住所
- 従事する業務の種類
- 雇入の年月日
- 退職の年月日及びその事由(退職の事由が解雇の場合にあつては、その理由を含む。)
- 死亡の年月日及びその原因
2.賃金台帳
各労働者ごとに調整するものです。月別台帳があると便利です。
- 氏名
- 性別
- 賃金計算期間
- 労働日数
- 労働時間数
- 時間外労働や休日労働、深夜労働の時間数
- 基本給、手当その他賃金の種類毎にその額
- 法第二十四条第一項の規定によつて賃金の一部を控除した場合には、その額